
内視鏡検査
内視鏡検査は事前にある程度の予備知識があれば意外と手軽に受けられるものです。定期的な検査を心がければ、早期発見・早期治療につなげることができます。
経鼻内視鏡
当院では、従来の経口内視鏡と合わせて経鼻内視鏡を導入しております。直径5.0mmと非常に細いため鼻からの挿入が可能となり、患者様より検査が楽になったと好評をいただいております。
経鼻内視鏡のメリット
- 直接のどに触れないので吐き気を感じにくい。
- 苦痛が少ない。
- 検査中に質問などの会話ができる。
一般的に、鼻腔が狭く内視鏡が通らない方には経口内視鏡を、嘔吐感が強い方には経鼻内視鏡をお勧めしています。事前の診察の際に御相談しています。
胃内視鏡
内視鏡で食道・胃・十二指腸を直接観察するので、様々な病気を早期発見することができます。
胃内視鏡の受け方
検査の前日
- 夕食は軽めに。
- 午後7時以降は何も食べないでください。
- お茶・お水はOK。(牛乳・ジュース類は禁止)
検査の当日(自宅で)
- 絶食です。
- タバコは禁止。
- コップ1杯のお水はOK。
- 高血圧・心臓病の薬を服用している方は、必ず早朝に服用してください。
- ゆったりした服装で出かけましょう。
検査の当日(検査前)
- メガネ・コルセット・入れ歯・貴金属などははずしてください。
- 口紅も取ってください。
- 白い液体の薬(消泡剤)を飲みます。
検査の当日(検査)
- 検査台に横になります。力を抜いてラクに。
- のどまたは鼻腔内に麻酔をします。
5~10分で終了します。
検査の当日(検査後)
- 麻酔がきれるまで1時間ぐらいは食事はしないでください。
うがいはしても結構です。
- 車で来院された方は検査終了後30~60分は運転しないでください。
- 安定剤を希望される方は御自身の運転での来院は避けてください。
大腸内視鏡
大腸を詳しく観察する検査で、大腸ポリープや大腸がん、炎症性疾患といった大腸の病気を診断するのにもっとも有効な検査法です。
近年増えている大腸がんでは、初期にはほとんど自覚症状はみられません。しかし早期発見できれば治癒の可能性が高いがんの一つです。
大腸内視鏡検査を行い早期に発見することが大切です。
大腸内視鏡検査の受け方
検査の2日前
- 食事は普段どおり食べても結構ですが、お腹に残りやすいものは避けてください。
(サツマイモ・たけのこ・ごぼう・わかめ・こんにゃく・大豆など)
- 夜9時頃、コップ1杯の水で下剤プルセニド2錠(ピンク色の錠剤)を服用してください。
検査の前日
- 朝食はお腹に残りやすいものは避けてください。
- 昼食と夕食は専用の検査食を食べてください。(クリアスルー)
- 夜9時頃コップ1杯の水で下剤ラキソベロン1本(液体)を服用してください。
検査の当日(自宅で)
- 朝食は禁止です。水分(お茶・お水・スポーツドリンクなど)はOKです。
- 高血圧・心臓病の薬を服用している方は、必ずいつもどおりに服用してください。
検査の当日(検査前)
- 午前中に経口洗腸液を飲み腸内をきれいにします。その間下痢が頻回あります。
- 検査着に着替えます。
- 貴金属類ははずしてください。
検査の当日(検査)
- 検査台に横になります。力を抜いてラクに。
- 腸の緊張をやわらげる薬を注射します。
- 場合によっては鎮静剤を注射します。
15~30分で終了です。
検査の当日(検査後)
- 車で来院された方は、場合によって検査終了後30~60分ほど運転できないことがあります。