C型肝炎治療で、インターフェロンを使わない最新の治療法を導入
C型肝炎は遺伝子の違いにより「グループ1」と「グループ2」に分類され、両グループとも抗ウイルス薬インターフェロンを使用した2剤併用療法が中心だ。しかし、発熱や貧血などの副作用も強く、そのために高齢やうつ病が原因で使用できなかった人も多い。
そんな中、C型肝炎の治療において豊富な実績を誇る幸田弘信院長は、グループ1に対する「経口2剤療法」に続いて、グループ2の治療薬として今年5月に承認された、ソホスブビルとリバビリンを使用した経口2剤療法をいち早く導入した。
この治療はインターフェロンを使用しないため副作用が少なく、以前に治療が受けられなかった人やインターフェロン治療が無効であった人も再度治療が行える。
「9月にはグループ1に対しての新薬として、副作用がより少なく有効率が高いソホスフビルとレバパシビルの配合薬が販売される予定です。これにより、C型肝炎の治療はインターフェロンから経口薬へと、大きな変革の時期に来ています」と幸田院長は話す。
出典:財界さっぽろ2015年9月号
最新の治療法をいち早く取り入れC型肝炎に対して高い実績を誇る
食道・胃・大腸・肝臓の疾患を専門に、的確な診察や治療で評判の幸田弘信院長。
C型肝炎治療では、インターフェロンなどの抗ウイルス療法を実践し、高い治療効果と実績をあげているほか、最新治療にもいち早く対応。インターフェロンとリバビリン、プロテアーゼ阻害剤を使用した「3剤療法」を取り入れている。
従来、C型肝炎ウイルスの増殖を抑制するプロテアーゼ阻害剤は、副作用が強く、皮膚科と連携が欠かせなかったため敬遠されていた。しかし、今はシメプレビル、バニプレビルが発売されたことで、副作用の少ない「3剤療法」が治療の中心となっている。
高ウイルス量の「グループ1」の患者でも初回治療における治療率は約90%にも上る。
また、昨年9月に健康保険適応となった新薬である「経口2剤療法」をいち早く導入。インターフェロンを使用しないため副作用が少なく、高齢やうつ病などのためインターフェロン治療が無効であった人に朗報だ。
出典:財界さっぽろ2015年3月号
ハイビジョン内視鏡やBLIで逆流性食道炎や食道癌の早期発見・治療に注力
逆流性食道炎とは、胸やけや呑酸などの症状をともなう胃酸の食道内逆流による炎症性疾患。胃潰瘍などが減りつつある中で増加傾向にあり、原因としては、脂肪摂取量の増加や肥満、加齢による亀背、ピロリ菌除菌後の胃酸分泌の増加などが挙げられる。
特に著明な食道裂孔ヘルニアをともなう場合や、就寝時胃酸逆流が起きる「ノクターナルアシッドブレイクスルー」も重症化しやすいため、起床時に口に苦味を感じるなどの症状がある場合は早めの受診が大切だ。
「胃酸が喉まで上がる咽喉頭逆流症は喉の痛みや咳もともなうため、耳鼻咽喉科を訪れる例もみられる。放置すると食道腺がんを発症する可能性があり、注意が必要」(幸田院長)
幸田院長は、胃カメラを通算2万例実施した経験を持つベテラン医で、逆流性食道炎やバレット食道腺癌の早期発見。治療に定評がある。
ハイビジョン内視鏡や、昨年導入したブルーレーザーイメージ(BLI)で、初期にあたるびらん形成のない胃食道逆流症(NERD)の微小な白苔や小バレット粘膜などの鮮明な画像が得られ、正常部と病変部との境界などもはっきり見ることができるため、より精度の高い診断が可能となった。
また、咽喉反射の強い患者には、高画質・広角タイプの経鼻内視鏡を使用、苦痛の少ない検査を実施している。
出典:月刊クォリティ2014年12月号
年々増加する逆流性食道炎に対し、抜群の実績を誇る
胃カメラ検査だけでも、2万例以上の豊富な症例実績を持つ幸田弘信院長。胃潰瘍や食道炎、大腸炎などの消化器疾患全般の診断と治療を得意としている。
胃酸が食道に逆流することで炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどの症状を引き起こす「逆流性食道炎」。欧米諸国に多いといわれてきたが食生活の欧米化などにより、日本でも増加してきている。
近年では、ピロリ菌に発がん性が認められ、慢性胃炎でも除菌治療が保険内診療となった。
しかし、除菌後に胃酸の分泌が増加し逆流性食道炎にかかる患者も増えている。
「逆流性食道炎は食生活の改善、早期発見と適切な治療が慢性化を防ぎます」と幸田院長。
同院では、最新のブルーレーザーイメージ(BLI)を搭載したハイビジョン内視鏡を使い食道全体を診断。これにより、微少な白苔や小バレット粘膜まで、鮮明に確認することができる。
そのため、見落としがちな小さな炎症や軽い食道炎に対しても早期の発見・治療が可能となっている。
出典:財界さっぽろ2014年9月号
ウイルス性肝炎の治療に精通する肝臓疾患の頼れる医師
「予防接種における注射器の使い回しや輸血などが原因とされるB型肝炎の感染者は、全国で40万人を超えると言われています」と危惧する幸田弘信院長。
B型肝炎問題は国との訴訟までに発展したが、現在では基本合意が制定され、和解金や検査費用の負担、補助などの救済措置が始まっている。
しかし”沈黙の臓器”といわれる肝臓は、自覚症状に乏しく、感染の疑いのある患者の約7割以上が検査や治療を受けておらず、症状が現れた時には慢性化やがん化しているケースも多い。
「特にウイルス性の肝炎は治癒が困難で治療も長期化します。当院では、インターフェロンなどの抗ウイルス剤を用いた的確な治療法や医療費助成などの治療情報などを提供し、早期社会復帰のための治療プログラムを実践しています」と幸田院長。
出典:財界さっぽろ2013年3月号
肝臓疾患のエキスパートNASHの予防にも実績
「最近、注目されている肝臓の病気に、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があります。アルコールをあまり摂取していないにも関わらず、アルコール性肝障害に似た症例を呈し、肝硬変や肝がんまで進行します。肝組織の3割以上が脂肪滴で占められた肝臓を脂肪肝と呼びますが、その約1割にNASHが発症すると言われています。お酒をあまり飲まない肥満の人で、軽度の肝機能障害を指摘されている人は受診をすすめます」と幸田院長。発症防止は脂肪蓄積を一定以下に減らし、これを継続することが必要。同院では食事や運動を中心とした改善プログラムを患者個々の状況に応じて組み立て、予防に努めている。幸田院長は肝臓をはじめ胃、大腸を中心とした消化器疾患の診断や治療のエキスパート。院内設備も充実しており、鮮明な画像が得られるハイビジョン内視鏡など最新機器も揃っている。
「肥満や内臓脂肪が気になる人は気軽に相談を」と幸田院長は呼びかけている。
出典:財界さっぽろ2007年3月号